あっさりと…そして…しっとりと -『グーグーだって猫である』 -
2008年 09月 15日
月の魔力のなせる業なのか?
夕べ、発作的に『グーグーだって猫である』を見に走った。(ハイ、車でですけど)
月の魔力で言うなら、、今日のほうが満月に近いわけだから、果たして何が起こるのか?
とにかく世間は連休と浮かれているのに、
連休なんてどこの国の話しなのさ~?という私は
今日(9/15)も急遽勤務になったため、ちょっとヤサグレていたのだ。
ちなみに昨日も勤務だった。
「映画ぐらい見なきゃ~、、やってられないわよ、ふん!!」ってな感じで
みゃ~みゃ~泣く、ぱいを置き去りに
車で20分ほどの映画館へGo!
脚本・監督:犬童一心
原作:大島弓子「グーグーだって猫である」角川書店刊
音楽:細野晴臣
cast:小泉今日子 上野樹里
加瀬亮 大島美幸
村上知子 黒沢かずこ
う~ん、いい映画だったと…思う。
なんていうのだろう、、
静かなんだけど音楽が常にここちよくながれてて
スキップする高揚感と立ち止まってしゃがみこんでしまう寂寥感
くすくす笑いと、しとしとながれる涙、
泣きながら、微笑んで…
そしてぎゅっっと何かを心にしまっておきたい思いにかられて、
うん。
派手でなく、静かなんだけど色々な波を自分の中に感じた映画だった。
けして無色透明ではないけど、かぎりなく透明に近い色がついたベールに包まれた感じでした。(意味不明)
見に行く前は
可愛い猫の仕草が十二分に堪能できるのかな~?
癒されるかな~と軽い気持ちで見に行ったのだけど、
なんか色々考えちゃったよ~。
大島弓子さんが『綿の国星』を発表されている時期によく拝見してたけど
絵本を何冊か持ってはいるけど、
最近はそういえば見てなかった。
とっても独特の世界観があって、
不思議な感覚をその作品に感じた記憶がある。
この映画もなんだかとっても不思議な感覚を私に与えてくれたな~。
うん犬童監督ってすごいな~。。
大きな波じゃないけど、常に心にさざ波が打ち寄せてた。
細野さんの音楽も良い!
キョンキョンや加瀬君、上野樹里、森三中達も良かった。
(ついでに楳図かずお先生もいい味だしてましたよ~。あ、槇村先生が出てきたときには声を上げてしまいましたが、、ついでに角川さんの時は笑ってしまいました。)
死んだサバと夢の中で語り合うシーンは
ついついNIKIの事を思い出しちゃって…
猫は人間より年齢を重ねるのが早い。
だから子猫だったサバがいつのまにか飼い主の先生の年を追い越してしまうのだけど
先生はそれに気がつかなくて…
NIKIは出会ったときから、すでにばあさん猫だった。
でも、赤ちゃんから育てた“ぱい”は…
私もいつか“ぱい”に追いつかれ、越されてしまうんだけど
それを自覚できずに、いつまでも“ぱい”のお母さん気取りでいるんだろうな~と
それを“ぱい”は「こいつ仕方がないな~」なんてあきれながら付き合ってくれるのかな~と
想いは、家で留守番しているぱい”の元へ。
ぜったい帰ったら、嫌がろうがなんだろうが、
「ぎゅっ~と思いっきりだきしめてやろう!」って映画を観てた。
入院する時にファンだったと興奮する看護師に
ぽろっと「自分の作品はそんなに私自身を救ってくれない」っていう場面があるのだけど
なんだかとても彼女の脆さがでてて印象深いシーンでした。
あと、ぞうのハナコのエピソードもとっても良いアクセントになってたよ
上手いな~。。
で、映画がはねて家に帰ると
私の陣地に母が…(母にはすでに真夜中といえる時間だったのですが)
「ぱいが寂しそうな声で泣いてたから心配になってきた」と子守をしていた。
(ああ、母さん、、あなたは私以上に過保護です。。)
いったい、、いつからここにいたのか?
とにかく、母が引き上げたあと
ぱいをぎゅっーとして嫌がられましたが、
しっかり抱き、「私はいつかあなたに追い抜かれてしまうだろうけど、いつまでもあなたのお母さんには違いは無いのだから」と「私が絶対あなたを看取ってあげるのだから…」と言い聞かせたので有りました。
夕べ、発作的に『グーグーだって猫である』を見に走った。(ハイ、車でですけど)
月の魔力で言うなら、、今日のほうが満月に近いわけだから、果たして何が起こるのか?
とにかく世間は連休と浮かれているのに、
連休なんてどこの国の話しなのさ~?という私は
今日(9/15)も急遽勤務になったため、ちょっとヤサグレていたのだ。
ちなみに昨日も勤務だった。
「映画ぐらい見なきゃ~、、やってられないわよ、ふん!!」ってな感じで
みゃ~みゃ~泣く、ぱいを置き去りに
車で20分ほどの映画館へGo!
脚本・監督:犬童一心
原作:大島弓子「グーグーだって猫である」角川書店刊
音楽:細野晴臣
cast:小泉今日子 上野樹里
加瀬亮 大島美幸
村上知子 黒沢かずこ
う~ん、いい映画だったと…思う。
なんていうのだろう、、
静かなんだけど音楽が常にここちよくながれてて
スキップする高揚感と立ち止まってしゃがみこんでしまう寂寥感
くすくす笑いと、しとしとながれる涙、
泣きながら、微笑んで…
そしてぎゅっっと何かを心にしまっておきたい思いにかられて、
うん。
派手でなく、静かなんだけど色々な波を自分の中に感じた映画だった。
けして無色透明ではないけど、かぎりなく透明に近い色がついたベールに包まれた感じでした。(意味不明)
見に行く前は
可愛い猫の仕草が十二分に堪能できるのかな~?
癒されるかな~と軽い気持ちで見に行ったのだけど、
なんか色々考えちゃったよ~。
大島弓子さんが『綿の国星』を発表されている時期によく拝見してたけど
絵本を何冊か持ってはいるけど、
最近はそういえば見てなかった。
とっても独特の世界観があって、
不思議な感覚をその作品に感じた記憶がある。
この映画もなんだかとっても不思議な感覚を私に与えてくれたな~。
うん犬童監督ってすごいな~。。
大きな波じゃないけど、常に心にさざ波が打ち寄せてた。
細野さんの音楽も良い!
キョンキョンや加瀬君、上野樹里、森三中達も良かった。
(ついでに楳図かずお先生もいい味だしてましたよ~。あ、槇村先生が出てきたときには声を上げてしまいましたが、、ついでに角川さんの時は笑ってしまいました。)
死んだサバと夢の中で語り合うシーンは
ついついNIKIの事を思い出しちゃって…
猫は人間より年齢を重ねるのが早い。
だから子猫だったサバがいつのまにか飼い主の先生の年を追い越してしまうのだけど
先生はそれに気がつかなくて…
NIKIは出会ったときから、すでにばあさん猫だった。
でも、赤ちゃんから育てた“ぱい”は…
私もいつか“ぱい”に追いつかれ、越されてしまうんだけど
それを自覚できずに、いつまでも“ぱい”のお母さん気取りでいるんだろうな~と
それを“ぱい”は「こいつ仕方がないな~」なんてあきれながら付き合ってくれるのかな~と
想いは、家で留守番しているぱい”の元へ。
ぜったい帰ったら、嫌がろうがなんだろうが、
「ぎゅっ~と思いっきりだきしめてやろう!」って映画を観てた。
入院する時にファンだったと興奮する看護師に
ぽろっと「自分の作品はそんなに私自身を救ってくれない」っていう場面があるのだけど
なんだかとても彼女の脆さがでてて印象深いシーンでした。
あと、ぞうのハナコのエピソードもとっても良いアクセントになってたよ
上手いな~。。
で、映画がはねて家に帰ると
私の陣地に母が…(母にはすでに真夜中といえる時間だったのですが)
「ぱいが寂しそうな声で泣いてたから心配になってきた」と子守をしていた。
(ああ、母さん、、あなたは私以上に過保護です。。)
いったい、、いつからここにいたのか?
とにかく、母が引き上げたあと
ぱいをぎゅっーとして嫌がられましたが、
しっかり抱き、「私はいつかあなたに追い抜かれてしまうだろうけど、いつまでもあなたのお母さんには違いは無いのだから」と「私が絶対あなたを看取ってあげるのだから…」と言い聞かせたので有りました。
by Tani-Boo
| 2008-09-15 16:36
| シネマに恋して